高血圧治療

高血圧の治療

高血圧,治療

高血圧の治療は高血圧の度合い、合併症の有無、年齢などによっても異なりますが、程度の軽い場合を除き、生活習慣の改善と薬物療法とを同時進行する形で進められることになります。

生活習慣の改善の大きなポイントとしてまず第一に挙げられるのが塩分を摂り過ぎないということ。

塩分は人間が生きていくためには欠かすことができませんが、摂り過ぎると血圧を上昇させてしまいます。

日本人に高血圧が多い要因は、塩分の多い食生活を送っていることだとも言われています。

実際に日本人は1日に平均して11〜12グラムの塩分を摂っており、これは世界的にもちょっと多めの量。

高血圧の改善には、この塩分の量を6〜7グラム程度にまで抑える必要があります。同時に、肥満も高血圧を招きます。

そのため、食べ過ぎないことも重要。栄養のバランスが良く、塩分を控えめにするダイエットが高血圧にはとても有効、ということになるのです。

また、高血圧の治療には運動不足を解消することも大切です。決してハードなトレーニングやスポーツを行う必要はありません。

高血圧の治療としての運動に最も適しているのは有酸素運動。考え方としては肥満や運動不足の解消とストレスの発散が同時にできるものの中からコンスタントに続けられるものを選ぶと良いでしょう。

手軽に行えるものならウォーキングがおすすめです。ただし合併症のある方は、運動を始める際に必ず医師に指示を仰ぐようにしてください。

高血圧の治療は多くの場合で非常に長期間にわたることになります。場合によっては一生続くことを余儀なくされることもあるでしょう。

それだけに、精神的に大きなストレスとなったり生活の質を著しく落とすようなことは避けなければなりません。より良い結果を導き出すためにも治療の内容を医師とよく相談し、無理なく着実に実行できる治療計画を立てることが重要です。

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