高血圧の原因
高血圧は原因をはっきり特定することのできる「二次性高血圧」と、原因を特定することのできない「本態性高血圧(原発性高血圧)」との2種類に分類することができます。
二次性高血圧は腎臓病などの内臓系の病気や薬の副作用などといった明らかな原因があって血圧が上昇しているもので、その原因となる病気が完治してしまえば血圧自体も下降していきます。
そのため、二次性高血圧は完治しやすい一方で、原因次第では悪化しやすいという傾向があります。
二次性高血圧の方の割合は日本では非常に少なく、高血圧症全体の1割以下にしか過ぎません。
つまり、日本の高血圧症の方のほとんどは、原因のはっきりしていない本態性高血圧に当たるということになります。
本態性高血圧の原因として考えられるものは遺伝や加齢、肥満、生活習慣、ストレスなどが挙げられます。
この中でもとりわけ生活習慣は大きな要素で、食べ過ぎや塩分の摂り過ぎ、運動不足、過度の飲酒、喫煙などはどれもが高血圧になる原因となり得ます。
また、これらの要素はひとつだけをピックアップして原因とするのではなく、大抵はいくつかの要素がからみ合い、その結果、高血圧を招いていると考えられます。
それだけに、多くの高血圧の方はすでに高血圧になりやすい環境に置かれていると考えられ、高血圧を改善するためには生活習慣そのものを改善することが求められるのです。
高血圧の原因と肥満との間には密接な関係があります。高血圧にならないためには、肥満にならない生活を送るということが大きなポイントだとも言えるでしょう。
スポンサード リンク