高血圧の予防
高血圧を予防するために最も大切なのは、太らないということ。肥満は血圧を上昇させるだけではなく、高脂血症や高血糖にも大きく関わっています。
メタボリックシンドロームにならないためにも、動脈硬化、さらに心疾患、脳血管疾患を招かないためにも、太らないということは大変重要なポイントとなります。
自分が太っているのかそうでないのかはBMI値(ボディーマス指数)がひとつの目安となるでしょう。BMI値は次のような式で求めることができます。
BMI値の標準値は18.5以上25未満。18.5未満であれば痩せすぎ、25以上30未満であれば肥満1度、30以上35未満であれば肥満2度、35以上40未満であれば肥満3度、そしてBMI値が40以上であれば肥満度4となり極度に太っていると見なされます。
この数値は健康を元にした肥満度であり、BMI値が22のときに最も病気に罹りにくいと考えられます。
ただし、BMI値が正常値であっても内臓脂肪が多いなどのいわゆる「かくれ肥満」であるケースもあり、この数値だけが絶対的なものではありません。
高血圧を予防するためには適度な運動をすることも大切です。運動は肥満を防ぐだけではなくコレステロール値を適正なものにし、血糖値を上がりにくくするため、長期にわたっての高血圧の予防を期待することができるのです。
高血圧の予防には有酸素運動が効果的で、水泳やウォーキング、ジョギング、サイクリング、エアロビクスなどが適しています。
これらの中から自分の体力に合うもの、楽しみながら取り組めるもの、生活の一部として続けられるものを選ぶと良いでしょう。
ストレスも血圧を上昇させることがわかっています。よく腹が立ったとき、興奮したときに血圧が上がるといいますが、ストレスによる血圧の上昇は決して一時的なものとして片付けられません。
高血圧を予防するためにはできるだけ上手にストレスを解消し、自分自身でリラックスできる方法を見つけることが大切です。
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